アベル女性ＵＮ創設大会

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　天基三年天暦五月二十七日（陽暦七月十六日）午後六時、韓国・清平の清心平和ワールドセンターで、天地人真の父母様をお迎えして、世界百三十か国から集まった各国代表および韓国代表の女性指導者、教会員たち約一万二千人が会場いっぱいに集う中、アベル女性ＵＮ創設大会が盛大に開催されました。

真の父母様はこの日、講演を通して、全人類の半分を占める女性の歴史的使命と役割を訴えられ、「アベル女性ＵＮ」の創設を力強く宣言されました。

社団法人世界平和女性連合の主催のもと、文蘭英・世界平和女性連合世界会長の司会で始まったこの日の大会は、開会宣言、天一国の歌斉唱、石俊淏・韓国統一教会会長の代表報告祈祷と続きました。

貴賓紹介では、文亨進統一教世界会長、文國進・（財）世界基督教統一神霊協会維持財団理事長、文仁進・北米大陸総会長をはじめとする真の子女様、金邇汢ﾍ・平和大使中央会長、朴槿令・元育英財団理事長をはじめとする国内来賓が紹介されました。

キャロライン・ハンシン国連欧州本部世界平和女性連合代表による経過報告に続き、久保木哲子・世界平和女性連合日本会長が歓迎の挨拶に登壇、最後にトーマス・ウォルシュ天宙平和連合（ＵＰＦ）世界会長が祝辞を述べました。

歓迎の挨拶に立った久保木会長は、「戦後、日本は世界各国の支援を受けて、奇跡的な復興を成し遂げてまいりました。それから六十五年が過ぎた昨年三月十一日、大地震と大津波、さらには原子力発電所の事故を通して、壊滅的な被害を受けました。そのときも世界各国の政府や個人の皆様から、本当に多くの支援を頂きました。今後、そのご恩を返していかなければならないと思います。

また、このような時代に、世界の女性たちが共に手を携えて、平和のネットワークをつくり、世界平和実現の先頭に立つ女性の代表として、今回『アベル女性ＵＮ』が創設されるということは、大変意義深いことと考えています」と語りました。

午後五時五十五分、創設者である真の父母様を紹介する映像が上映された後、午後六時五十分、会場の熱い拍手を受けて真の父母様が入場されました。

真理探究の歴史を明かされる

　基調講演に立たれた真のお父様は、「み言の題目は、ＡとＢになっています。Ａ（『天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会』）は、堕落した世界を収拾するための真の父母の道がどれほど難しかったかを知るためのものであり、Ｂは、『アベル女性ＵＮ創設大会基調講演文』（４縲怩Xページに全文）です。これまでに数多くの宗教があり、天の父を信じる宗教にはなりましたが、母がいない宗教を信じてきたのだというこの恥ずかしい事実を、この時間爆発させてしまわなければいけません」と語られました。

お父様は講演文を読まれる前に、約二十五分にわたって、ご自身の真理探究の歴史について明かされながら、次のようにみ言を語られました。

「私に提示された問題は、宇宙の根本の核がどのようになって、このように拡大したのかということです。それを学んだのです。学ぶに当たっては、私一人ではありませんでした。難しい題目に入ると、『おい、おまえは黙っていなさい』。そのように空中に聞こえる声は、絶対音声なので、それは、それと共に暮らせる人だけが聞けるのであって、横にいくら千万人がいても、ここにいる私が絶対音声を聞きながら一人でひそひそとしている内容は、誰も知りませんでした」

「少年時代、七歳前までは、小さな子供が、天を眺めても、地を眺めてもこのように複雑多端な渦中で、私は『なぜ天があり、生きていけないような受難の狭い道に追い立てるのか、この世の中よ！』、そのような議論の果てに、人知れぬ幼いときから、神様がいるということが分かりました。どのように分かったのか？　私の心から、いないという事実を認定できる根源を探す道理がないのです。私の心にささやく言葉を聞いてみても、夜の神様、昼の神様がいて、二人が分立されたその位置において、深い穴を前後に置いて見ながら、内的な神様、外的な神様が相談しながら私を育てたのです」

約一時間二十分にわたってみ言を語られたお父様に対し、全体から感謝の拍手が送られました。続いて父母様は、「アベル女性ＵＮ」の歴史的な創設を全天宙に知らせるため、「平和の鉦かね」をご夫妻でそれぞれ三回ずつ打ち鳴らされ、億万歳三唱の後、大会は終了しました。