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文化・芸術でひとつになったファミリーフェスティバル
報告
伝道教育部長 紺頼 哲
◆「心情文化礼拝」の開催
二〇〇八年の三月に調布教会長に就任した三浦健司教会長は、いかにして教会が復興し、食口が伝道に意欲を持って取り組めるかを真剣に考えてきました。
そのような中で、その年の十一月に一般の会場を借りて、「心情文化礼拝」を開催することになりました。
きっかけは、二世の小学生がハングル発表会に向けて練習してきた歌や寸劇、また中高生が中和文化祭のために準備していたダンスパフォーマンスやスピーチを披露する場を持とうということでした。
氏族にも来ていただけるような開かれた礼拝にすることで、普段の礼拝は敷居が高くても、子供や孫が出演するということで、氏族のかたがたが多数参加してくださいました。子供たちの演技を見た後は、家族や氏族でお弁当を食べながら楽しいひとときを過ごすことができました。
また、教会員の氏族である地元の議員も参加し、私たちの活動を理解してくださるようになりました。
天一国は神様の心情文化世界であるとも言われますが、文化・芸術は正に、全ての垣根を越えて、一つになれる世界であることを実感しました。これが、「ファミリーフェス
ティバル」を継続して行う原点になっています。
◆定期的な「ファミリーフェスティバル」の開催
そして、このような企画を年に二回、春と秋に開催することになりました。教会を挙げてのイベントということで、特に壮年部が企画や運営に携わり、そこに婦人部や青年部も協力するようになって、教会内の一体化にもつながっています。
また、近くの成真開拓教会と合同での開催も何度かあり、壮年部のメンバーが事前の会議を重ねて準備する中で、お互いの教会の特徴を生かしながら、大きな規模で開催することができました。
二〇一〇年三月、大家さんの承諾を得て、調布教会は公認教会として出発するようになりました。それまで三階建てのビルの一階と地下をお借りしていたのですが、二階と三階を借りることができ、三階に新しい聖殿ができました。
大家さんは、在日韓国人のかたで教会に対しても理解してくださり、四月十八日の入堂式にも参加してくださいました。そして、八月からは、教会の聖殿で毎月ファミリーフェスティバルを行うようになりました。
このような経緯を経て、教会員がどのようにしたら伝道できるのかという概念がつくられてきました。一般会場の時は、会員が百人から百十人、一般のかたが約三十人、教会で行う時でも一般のかた七、八人が参加されます。
◆「社会奉仕」など活発な活動
ファミリーフェスティバルは二部構成で、第一部は礼拝です。聖歌讃美、真の父母様への敬礼、家庭盟誓の唱和で始まります。新規のかたにも配慮しながら、お祈りは神様にささげる言葉を朗読します。
続いて調布教会の活動報告として約七分のビデオを上映します。内容は、定期的に行っている教会近隣の清掃活動や、壮年部で行っているペットボトルのキャップ回収活動、登山、バーべキューなどの家族イベント、そして過去のファミリーフェスティバルのようすなどです。ペットボトルのキャップ回収の活動実績を見て、ある議員は感動していました。
二〇一一年は、東日本大震災の被災地である福島県いわき市を訪ね、壮年部や中高生部のメンバーが一日現地奉仕をしてきた内容も報告しました。現地のかたがたから、「一体化してよくまとまっていて、今までここに来た奉仕隊の中では一番良いグループです」と温かい言葉を頂きました。活動のようすを紹介することで、不安を抱えていたかたにもとても良い印象を持っていただけます。
◆「幸福な家庭づくり」の講話
毎回、地区の井場郁郎伝道教育部長が「幸福な家庭づくり」のタイトルで講話をしています。
井場部長はこれまで二十年にわたって、氏族や夫復帰のためのセミナーを開催し続けてきました。初めて教会に来られたかたも安心して講話を聞いています。人生の目的や家庭の大切さ、宗教とは何かなどについて三、四十分で明確に語り、聞く者の心を感動させ納得させてくださいます。
講話は八回シリーズになっており、「原理」を分かりやすく教える内容になっています。どの回からでも参加できるように配慮してあるので、初めてのかたでも大丈夫です。教会員にとっても、改めて家庭の在り方を見詰め直す良い機会になっているようです。
◆多彩な「エンターテインメント」
第二部はエンターテインメントです。レギュラー出演してくださるのが、希苑教会の二世で構成されている音楽アンサンブル「アバンティ」の皆さんです。ソプラノ歌手の女性を中心に、毎回さまざまなメンバーが演奏してくれます。季節に合わせた歌や曲、また合間のトークで聴く者の心を慰労し、感動を与えてくださっています。出演者は、歌や楽器の特技を持った教会員のみならず、一般た同じ団地に住む婦人に思い切って声をかけたところ、「ちょうど時間ありますよ」と言って、来てくださることになりました。その婦人は何度か来て、最近賛同会員になってのかたにも趣旨を説明して出演を依頼することもあります。
ご主人が教会に来ていなかったある婦人は、学生時代にやっていたバンドを一緒にやりたいとご主人に話したところ快く承諾し、家族バンドとして出演することができました。ご主人は生き生きとドラムを叩き、夫人はピアノ、小学生の息子さんはトライアングルを演奏しました。
壮年部長の知り合いの「江戸芸」の会の皆さんや、あるかたが訪問で自叙伝配布時に出会った琴の先生も出演してくださいました。会の皆さんは、平和大使にもなってくださいました。さらには小学生部の合唱やハングル劇、幼児部のダンスも定期的に参加しています。
また、最後にビンゴゲームやジャンケン大会、抽選会を取り入れることで参加者の喜びも増します。その後は、手作りの食事でもてなします。サンドイッチやチラシずし、煮物など食事を担当する婦人たちも工夫を凝らしています。
◆「一人が一人を誘って参加!」を目指す
三浦教会長は、「一人が一人を誘って参加しましょう!」と教会員に呼び掛けています。
毎週火曜日は、教会の全体伝道日として朝九時四十分から出発式をしています。そして、自叙伝とファミリーフェスティバルのチラシと受講申込書を携えて出掛けます。
ある壮年は、何とか一人を参加させたいと、職場の同僚はじめ思いつく人には全て声をかけましたが、全て断られました。がっかりして、当日は一人で寂しく最寄りのバス停に向かったとき、そこにいた同じ団地に住む婦人に思い切って声をかけたところ、「ちょうど時間ありますよ」と言って、来てくださることになりました。その婦人は何度か来て、最近賛同会員になってくださいました。
また、地元の議員のかたも来てくださっています。四人のかたと交流を持ち、うち一人のかたは井場部長の講話に感動し、月二回、教会長の原理講義を受講しています。さらには、在日民団のかたがたも参加してくださっています。
このように、ファミリーフェスティバルは、伝道の受け皿として、誰にでも紹介しやすい窓口となっています。課題としては、いかに伝道に連結していくかです。その後も継続して訪問しながら、自叙伝書写や原理復興会を通して、受講に導く流れを開いていきたいと思います。
真の父母様の心情文化世界を誇りながら証して、より一層私たちの歩みが氏族や社会に認められるような運動にしていきたいと思います。
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Category: 特集