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統一教会創始者・文鮮明師が聖和
世界平和実現のため生涯を捧げてこられた世界基督教統一神霊協会(統一教会)創始者の文鮮明師が、天暦7月17日(陽暦9月3日)午前1時54分、入院先の韓国・京畿道加平郡の清心国際病院で、聖和(逝去)されました。数えで93 (満92歳)でした。
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統一教会関係者によりますと、文師は7月に米国から韓国に戻られて以降、風邪により咳が続いていましたが、8月に入って体調が悪化、同3日にソウル市内の病院に入院し、風邪と肺炎による合併症の治療を受けられていたとのことです。
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文師は同12日に一時退院されましたが、翌13日に急激に体調が悪化して再入院され、危篤状態に。医師団の懸命な治療を受けられる中、同31日にソウル市内の病院から、京畿道加平郡の清心国際病院に移っていました。文師の夫人韓鶴子女史と子息ら家族が見守る中、息を引き取られたそうです。
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統一教会の発表によると、葬儀である「文鮮明 天地人真の父母天宙聖和式」は同教会の聖地である清心平和ワールドセンターで今月15日に挙行されるとのことです。弔問客は6日から13日までの8日間、同所で受け付けられています。葬儀委員長は文師の7男で統一教会世界会長を務める文亨進師(33)が担当されます。
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文鮮明師は1920年1月6日(陰暦)、韓半島(現在の北朝鮮)の平安北道定州郡にご誕生。10歳の頃から熱心なクリスチャンとして信仰を深めていかれました。
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35年4月17日の朝、イエス・キリストの霊が現れ、神のみ旨を完成しなければならない使命があるとの啓示を受け、全生涯を神と人類のために捧げることを決意。日本留学(41~43年)などを経て、45年から本格的に伝道活動を開始されました。
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54年5月1日、ソウルに「世界基督教統一神霊協会」を創立。60年4月11日(陰暦3月16日)には、韓鶴子女史と聖婚式を挙行されました。
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68年には共産主義の脅威から世界を守るために「国際勝共連合」を創設。その後も「世界平和教授アカデミー」(73年)、「世界平和宗教連合」(91年)、「世界平和連合」(91年)、「世界平和家庭連合」(96年)などを次々と創設され、国際的な平和運動を推進されました。また、「国際ハイウェイ構想」(81年)、「神観会議」(81年)、「世界宗教青年セミナー」(82年)などを提唱され、宗教界のみならず、幅広い分野で多大な貢献をされました。
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言論分野では、78年から毎年「世界言論人会議」を開催。75年に日本で日刊紙「世界日報」を提唱されたのを皮切りに、米国「ワシントン・タイムズ」(82年)や韓国「世界日報」(89年)などを発刊されました。
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90年4月にモスクワで開催された「第11回世界言論人会議」では、クレムリンでゴルバチョフ大統領(当時)と会談。91年12月には電撃的に北朝鮮を訪問され、金日成主席(当時)と歴史的な会談をされました。
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92年8月に挙行された「世界文化体育大典」では、国際会議に参加するため世界から集まってきた学者や文化人を前に「メシヤ宣布」を行い、自らが「真の父母」「再臨主」であることを公に宣言されました。
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2009年3月、文鮮明師の自叙伝『平和を愛する世界人として』が韓国で刊行され、ベストセラーに。日本でも同年10月に日本語版が発行され、累計発行部数は500万部を突破。また同書は世界20言語に翻訳され、全世界で話題を呼んでいます。
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なお、日本統一教会は全国に206の教会を持ち、信徒数は約60万人です。
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梶栗玄太郎・日本統一教会長の談話
もっともっとご活躍していただきたかったのに、聖和(逝去)の知らせを受け残念でなりません。世界平和のために日夜、超人的な歩みをなされた文先生の生涯に心からの感謝と尊敬を捧げるものです。韓鶴子夫人は、信徒が文先生の快癒を祈ることに感謝を示されながらも、「何よりも私たちがしなければならないことはお父様(文先生)の願われている神様のみ旨成就のために精誠を捧げることです」と話されています。私たちは、文先生の志を果たすために、一致団結して精進していく所存です。
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